生産量日本一 信州諏訪のアネモネ出荷最盛期 

2026.02.03

 JA信州諏訪管内が日本一の生産量を誇るアネモネの出荷が1月、最盛期を迎えています。生産者代表の牛山誠雅さん(58)の提案で2025年度、出荷ロス削減・生産者所得向上を目的に、新たな出荷規格を設けました。10~12月の3カ月間で、出荷数量828ケース(昨年同月比212ケース増)、販売金額750万円(同70万円増)を記録。4月上旬までの、生産者9戸全体の目標6650ケースの達成に向け、好スタートを切りました。

 

 通年の出荷規格は、1ケースに最少で60本が必要。酷暑の影響で、生産者から「出荷本数を揃えるのが難しく、ロスも出てしまう」との声があがっていました。そこで、牛山さんと事務局のJA原村営農センターの職員が話し合い、ブライダル等の需要期となる10~12月は40・50・60・80本入りの規格を設けることにしました。

 

 牛山さんは「生産者の所得が向上し、市場に責任産地としてのアピールもできた。大きなメリットがある取組みになった」と振り返ります。

 

 自身が今年度、栽培するアネモネ「モナリザ」の生育も順調。従業員3人とともに、原村のハウス3棟計10アールで、白・青・赤・ピンク・レッドバイカラー・ワインホワイトの6色を手掛けます。2025年5月に土づくりをし、6月下旬に定植。温度と水の管理、週1回の防除を行いながら、夏の暑さを乗り越えました。10月末から週3日、最大20ケースを同営農センターに出荷しています。

 

 「発色がよく、茎の太さ・長さもちょうどよいアネモネに仕上がっている。玄関など、涼しい場所に飾ってもらえれば、2週間ほど楽しめる。心の安らぎを求めて、ぜひ多くの人に手に取ってもらいたい」と話しています。

 

出荷を控えるアネモネの生育を見守る牛山さん