JA信州諏訪野菜専門委員会セルリー専門部会は1月16日、富士見町のJA会館ふじみで生産者大会・作付け指導会および試験報告会を開きました。JA職員や講師が、高品質・安定生産に向けて行った各種試験の結果を報告。殺菌剤「ピシロックフロアブル」が2025年12月16日、登録拡大されたことを確認しました。セルリー疫病への効力の発揮に期待がかかります。
管内産セルリーは、夏秋期の生産量が日本一。品質向上と生産者の意欲向上を目的に毎年、大会を開いています。部会員やJA役職員の他、来賓としてJA全農長野、講師として長野県野菜花き試験場、諏訪農業農村支援センターの担当者ら55人が出席しました。
26年度は、出荷数量70万3800ケース(1ケース10キロ換算)、販売金額20億4800万円の達成を目指します。
セルリー疫病は葉の黄化や芯腐敗により、収量や品質が低下します。発生の確認以来、登録農薬がありませんでしたが、2024年10月に「ユニフォーム粒剤」が登録拡大されました。諏訪農業農村支援センターが行ったアンケートによると、同剤を9割以上の生産者が使用し、「防除効果を実感した」との回答が88%で、薬害も軽微に収まっているといいます。
JA営農部農業振興センターの五味有係長は、「ユニフォーム粒剤」散布機の選定試験結果を発表しました。3種類の機械を用意し、作業時間や散布量を比較。手元のレバーを押下するだけで散粒でき、他2機に比べてデメリットが少ない機械を推進することを報告しました。
「ピシロックフロアブル」は、予防効果の高い薬剤。登録作物への安全性が高く、収穫前日まで3回以内で使用できます。JAは、販売メーカーに充分な在庫確保を依頼。当用価格に比べ、700円ほど特価での予約販売を行います。注文者には、3月頃までに届く計画です。
同部会の植松金昭部会長は「『ユニフォーム粒剤』はとても有望な薬剤。新しい『ピシロックフロアブル』も、良い効果を期待したい。今日の内容を参考に、夏の暑さ対策に力を入れたい」と話しました。
JAの小平淳組合長は「この指導会を、2026年度の作付け・生育管理に向けた一助としてほしい。気象条件の変化や病害虫などの課題はあるが、JAは生産者とともに努力していく」とあいさつしました。

