コメ作り学習会 課題と対策共有 更なる品質向上へ

2025.12.26

 JA信州諏訪は12月8日・9日の2日間、管内のJA施設で「コメ作り学習会」を開きました。3会場で組合員計60人が出席。2025年度の情勢や生育を振り返り、課題への対策について学習。次年度も引き続き良質米の生産を目指していくことで意思を統一しました。

 2025年産米は、JAでの集荷数量は昨年と比べて2%増加しました。個々での病害虫防除や、色彩選別機の導入により品質が向上したことで、1等米比率は95.7%と、昨年の78.8%に比べて大きく上がりました。

 初回の8日に茅野市のJA玉川研修センターで開いた学習会には、16人が参加。生育経過報告では、今年は梅雨明けが早く、6月より高温傾向となったことで生育が一気に進み、出穂が平年より早かったことや、8・9月の記録的な暑さで収穫が早まったことを説明しました。

 諏訪農業農村支援センターの田牧卓真技師が、今年課題となった倒伏・斑点米カメムシの発生・雑草イネの対策についてスライドを使って説明。倒伏については、過剰施肥を避け適期で刈り取ること、着色粒の原因となる斑点米カメムシについては、畦畔だけでなく田んぼの中も雑草管理を徹底し、発生源を減らすこと、雑草イネについては、早期発見・早期防除に努め、残存個体を確実に除去することを呼びかけました。田牧技師は「自分は大丈夫、ではなく、地域全体で取り組んで欲しい」と話しました。

 会場には、倒伏による発芽米・カメムシ被害による斑点米・雑草イネの混入による赤米などのサンプルを用意。学習会終了後、参加者の皆さんは興味深く観察していました。自身のほ場で発生した斑点米を持ち寄り、サンプルと見比べる参加者もいました。

 JA茅野市営農センターの五味広孝所長は「米作りの課題は長年変わっていないが、改めて学習して皆で協力して防除に取り組み、次年度も頑張っていきましょう」とあいさつしました。

写真=JAが用意したサンプルを興味深く観察する参加者の皆さん

写真=スライドを使って課題と対策を説明する田牧技師