JA信州諏訪花き専門委員会スターチス部会、宿根カスミ草部会、トルコギキョウ部会は12月11日から12日までの1泊2日の日程で、3部会合同による県外視察研修を実施しました。生産者14人が参加し、和歌山県のJAわかやまが運営する花き・野菜集出荷施設「がいなポート」や、出荷が本格化しているスターチス、宿根カスミ草のほ場を視察しました。病害虫防除や肥培管理の工夫、集荷施設での検査体制などを確認し、今後の産地振興に向けた参考としました。
同研修は年1回、日本各地で行っています。今回は、JAわかやま管内がスターチスの生産量が全国一を誇る産地で、高冷地産地の出荷が終了する秋以降、出荷量が増加することから企画しました。
がいなポートでは、JAわかやま御坊営農販売センターの阪口弘センター長から、スターチスの検査体制について説明を受けました。JA信州諏訪では、生産者が箱詰めして集荷施設に持ち込んだ出荷物について、全箱を開封し職員が検査を行っていますが、同施設は春彼岸の多い日で1日にスターチス約1万2000ケース(JA信州諏訪でピーク時の1日あたりの全品目検査数量の約2倍)が出荷されるため、効率的な荷さばきを行う目的で、10箱に1箱程度の割合で抽出検査を実施しています。
基本的には生産者自らが格付けを行って出荷する体制をとることで、膨大な箱数を効率よく取引市場へ分荷し、出荷数量や等階級などの確定情報を早期に発信しています。抽出検査の実施にあたっては、年に数回目ぞろえ会を開催し、選別基準の統一を図ることで、消費者からの信頼確保につなげているといいます。
がいなポートの見学後は、スターチスを中心に野菜も栽培している名田出荷組合連合会の森口裕隆会長ら3人の花き栽培ほ場を視察しました。森口会長のほ場は粘土質土壌のため、もみ殻を投入して土壌改良を行っている点などについて説明を受けたほか、かん水や防除の頻度などについても意見交換を行いました。

