東京から稲作を体験 米作りの大切さ学ぶ JA信州諏訪

2025.11.10

 JA信州諏訪茅野市営農センターは9月25日、東京都の学校法人川村学園川村小学校の稲刈り体験を支援しました。同校3年生94人が参加。田植えと稲刈りを体験し、米作りの大切さを学びました。

 

 この日刈り取った稲は、5月15日に田植えをしたものです。児童が稲作体験を通して、米作りに携わる人への感謝の気持ちを育むのが目的。JAは同校の依頼で、茅野市の湯田坂文幸さん(77)の協力を得て10年ほど前から支援しています。

 

 茅野市の圃場で、同センターの五味広孝所長が成長した稲や管理について説明。1株24本前後に増やすことや、水田の水温管理が生育に大きく影響することを話しました。児童は真剣に話を聞き、質問をしながら興味を深めました。

 

 その後、児童は1人1丁ずつハサミを持ち、クラスごと稲を切り取りました。株元から2本収穫。収穫した稲は、学校へ持ち帰り授業でさらに知識を深めました。「やった」「採れた」などと喜びながら体験しました。

 

 湯田坂さんは「米作りの大切さを感じて欲しい。感謝の気持ちを持って、食事を楽しんでもらえればうれしい」と話しました。

 

写真=ハサミを使い稲を収穫する児童(長野県茅野市で)