2025.04.30
ＪＡ信州諏訪は４月２５日、諏訪市のＪＡ本所でリンゴの誘引作業をしました。誘引は樹勢を落ち着かせるために上に伸びている枝を下に向ける作業です。リンゴの栽培を始めた役職員ら７人が参加し、手順を確認。今後の栽培管理に役立て、組合員に示す考えです。
ＪＡは４日、管内の果樹栽培を促進するため役職員向けに果樹栽培講習会を初めて開きました。講師に諏訪農業農村支援センターの盛次陽介技師を招き、リンゴとブドウの栽培について学びました。その後、諏訪地域で栽培に向くリンゴやブドウの苗木を仕入れ、購入を希望した役職員に配布しました。１４日、役職員がリンゴ栽培を身近に感じられるように、ＪＡ本所敷地内の花壇に「シナノドルチェ」と「秋映」を１本ずつ定植しました。
この日は、定植したリンゴの木２本を誘引しました。誘引は樹勢を落ち着かせて結実促進を図ることが目的で、早期多収や作業性が良い高密植栽培では必須の作業です。役職員は盛次技師の指導のもと、幹と同じ太さの側枝を切断し、そのほかの枝を紐で結び、地面と水平以下になるように縛りました。木を成長させるため花芽も摘み取りました。今後は、消毒や剪定などの作業を行います。
小林昇経済事業本部担当常務は「職員がリンゴ栽培を身近に感じられるよう本所で栽培している。季節ごとに作業を行うので、必要な作業を見て学んでほしい」と話しました。
写真＝紐で枝と支柱を縛り誘引を行う役職員（長野県諏訪市で）
