JA信州諏訪の子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」と株式会社長野エーコープサプライが共同で葬祭事業を展開している、茅野市の「JA虹のホールたまがわ」は7月27日、リニューアルオープン内覧会を開きました。開始前の招待者内覧会で、諏訪地域初の大型洋風祭壇を設置した式場など関係者が見て回った後、組合員・地域住民を招き入れました。故人・喪家の気持ちに寄り添った事業運営を続け、地域での更なるシェア拡大を目指します。
同ホールは、鉄骨造2階建て、延べ床面積約1600平方㍍。改装工事は2025年4月に着手し、外観の色彩、式場とホールの内装を一新、和風モダンなデザインを採用しました。
利用者用出入口4カ所を整備し、複数の喪家や式参列者の動線を分け、館外からの視線を遮る施工もして遺族の悲しみに配慮。外観は自然に溶け込む色で、隣接のA・コープファーマーズサン・ライフ店との統一感も持たせました。改装は2019年以来で、家族葬から幅広い葬祭ニーズに応える体制が整いました。
この日の招待者内覧会は、関係者ら計45人が出席。改装箇所を中心に見て回り、設備や工夫点を確認しました。大型洋風祭壇は約8㍍40㌢の長さで、生花の色が引き立つライトアップも取り入れました。ロビーは、ソファの柔らかさや配置にこだわり、カウンター席も用意するなど、落ち着きある空間を演出しています。
一般内覧会では、開始直後から多くの人が訪れました。施設内外を見学してもらい、葬祭料理や返礼品、各種葬具などを紹介。長野市在住のバイオリニスト牧美花さんの演奏会やJA葬祭の割引を受けられる「かりん虹の会」ゴールド会員の入会受付も盛況でした。
JAの小平淳組合長は「昨年リニューアルしたJA虹のホール諏訪湖は、その効果が明確に表れ、多くの方にご利用いただいている。故人・喪家の気持ちに寄り添い続けることが、地域でのシェア拡大につながっていく。JAとエーコープサプライ共同で事業を展開していこう」と挨拶しました。

