2025.07.11
茅野市の金沢小学校５年生１９人は６月２０日、アイガモ放流会を学校近くの田んぼで行いました。同校はＪＡ信州諏訪茅野中央支所の職員や地域住民の支援を受け、稲作体験の一環でアイガモ農法に取組んでいます。児童は８月下旬頃までアイガモの成長を見守っていきます。
アイガモ農法は、水田にアイガモを放流し、カモが雑草や害虫を食べて駆除する農法。糞は肥料にもなります。
今年、同校は伝統的な日本の農法、アイガモ農法を学び、「水稲栽培とアイガモを飼育する畜産を一緒に学ぶ機会としてほしい」とアイガモ農法に挑戦しています。
ＪＡは毎年、同校の稲作体験を支援しています。今年は、４月の代かき、５月の田植えを行いました。児童からアイガモ農法に挑戦したいという依頼を受け、１２、１３日に同校の外敵対策に協力。約１０アールの田んぼを囲うようにネットを張り、アイガモが過ごす小屋を建てました。鳥獣害から守るために電気柵も設置しました。
この日は、卵から孵化させたアイガモ１４羽を田んぼに放しました。児童はアイガモを手に持ち、田んぼの隅から一斉に入れました。「行かないで」「元気に育って」など、寂しさと励ましの声を送りました。
岡田愛実さん（１０）は「ネットを張る作業が楽しかった。鴨がストレスなく過ごしてほしい」と話し、小林櫂さん（１０）は「雑草をいっぱい食べて元気に育ってほしい」と話しました。
写真＝６月１２日 準備の様子（長野県茅野市で）
写真＝６月２０日 放鳥の様子（長野県茅野市で）
