2025.05.22
JA信州諏訪の主力農産物、セルリーの出荷が5月9日に茅野市で始まりました。初出荷を祝いセレモニーを開催。生産者とJA役職員30人が参加しました。100余年の歴史を持つ信州諏訪のセルリーを今年も安定して国内各地に届けることを確認しました。25年度は11月中旬まで、716,680ケース(10キロ換算)の出荷を目指します。
管内のセルリー出荷量は、夏場の国内に流通する9割を占めています。夏場のセルリー市場占有日本一を誇っています。
この日は、茅野市の矢島敬一さん(70)がセルリーを同市のJA玉宮集荷所に出荷しました。矢島さんは栽培を始めて46年目。25年度は家族3人とパートを雇いセルリーを栽培しています。この日は、午前2時から収穫したセルリー121ケースを出荷しました。
初出荷セレモニーは同所で開き、同JA野菜専門委員会セルリー専門部会の役員とJA役職員約30人が初出荷を祝いました。集荷したセルリーの品質を確認し、販売状況を共有しました。その後、セルリーを試食して初物の出来栄えを味わいました。
矢島さんは「春先の寒暖差で生育に苦慮したが、初出荷を迎えることができた。おいしいセルリーを出荷できるよう今年も頑張りたい」と話しました。
小平淳組合長は「JA管内のセルリー生産は100余年の歴史がある。JAは農畜産物の適正価格を推進。生産者の所得増加につながるよう事業展開する。今年もセルリーの新しい1ページが生まれることを期待する」と話しました。
写真=出来栄えを確認する職員(長野県茅野市で)

写真=初物を試食する矢島さん(中央)とセルリー専門部会役員(長野県茅野市で)
