会員の技量向上へ 三枝分け講習会開催 JA信州諏訪健香会

2025.07.14

 諏訪地域の菊愛好家で作るJA信州諏訪健香会(けんこうかい)は6月20日、諏訪市で「三枝分け講習会」を開きました。会員5人が参加。会員の栽培技術のステップアップを図りました。

 

 「三枝分け」は「三本仕立て」や「だるま」といった大菊の基本的な育て方で使い、大菊の茎を3枝だけ伸ばして三つの巨大輪を咲かせるために行います。入会初年度は比較的取組みやすいドーム菊の鉢植えや大菊栽培で最も手軽な一本仕立ての「福助」を栽培します。経験を積んだ会員が難易度の高い大菊の栽培にステップアップしていきます。

 

 講師は、同会の奥山幸茂顧問が務めました。3枝に向く鉢の育て方や整枝、誘引方法について、作業時期や注意点を説明。誘引の説明では、3本のアルミ線それぞれに3枝を添わせてビニールひもで巻いて手本を見せました。

 

 参加者の樋口まつ江さんは「菊作りはとても奥が深い。きれいな大輪を咲かせられるように頑張りたい」と話しました。

 

写真=誘引について説明する奥山顧問(長野県諏訪市で)