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地域農業の基盤支える/育苗農家 株式会社ウエマツ園芸/2022年10月に法人化

 富士見町の株式会社ウエマツ園芸は3月13日から、管内JAファーム各店、JA資材店舗などに2023年度産春野菜苗の納品を始めました。キャベツ、ブロッコリー、レタスなどのプラグ苗を皮切りに店頭にずらりと並びます。「農産物の品質は苗の出来が重要」という信念のもと、地域農業の基盤を力強く支えています。

 

 同社代表取締役社長の植松章祥さん(46)は同町出身で、種子から苗を育て、販売する育苗専門農家を父親から受け継ぎ、今年で17年目。個人事業主として農業を営んできましたが、2022年10月に法人化。従業員が更に働きやすい環境を整えました。

  

 2023年度の春野菜苗は、植松さんと従業員9人がハウス12棟(計約40アール)で、10品目以上計100万本を出荷する計画です。燃油価格高騰を受け、使用する農業資材を工夫。ハウス内の2重カーテンを3重にしました。また、サーキュレーターを活用し空気を循環。燃油代を削減しながら室温を保持し、健苗の生産を維持しています。

 

 植松さんは「苗半作という言葉はあるが、農産物の品質は苗の出来で8~9割が決まる」との考えを持ち、温度管理や適切なかん水を徹底。晴天日が続いているため、例年より3~4日生育が早く品質は上々。4月初旬からはトマトやナス、キュウリなどの果菜類の出荷も始まる予定です。

 

 育苗農家の魅力は「地元はもちろん、全国に苗を出荷しているため、幅広い人脈ができ各地の農業スタイルがわかること」とし、県内外の農家、就農希望者の視察も受け入れています。

 

 今後に向け、「全国に視野を広げながらも、地域密着の育苗農家であり続ける。温暖化が問題である今、諏訪地域の風土に合った品目を見つけ、野菜農家の所得増大に繋がる苗を育てたい。農地の保持、地元後継者の増加に貢献できればうれしいです」と抱負を語っています。

 

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 健苗を地域・全国に届ける「株式会社ウエマツ園芸」代表取締役社長の植松さん

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