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リンゴ・ユーカリ栽培講習会/2023年度以降の作付けの参考に
JA信州諏訪は2月27日、管内JA施設2会場で「果樹・花木類栽培講習会」を開きました。営農部の職員が、管内で栽培できる品目として「リンゴ」と「ユーカリ」を紹介。参加者は栽培方法や必要資材を確認し、2023年度以降の作付けの参考としました。
管内は、リンゴは「サンふじ」などの品種を中心に73戸が栽培。ユーカリは2021年度から栽培普及に力を入れています。今回は「諏訪地域の気候で、長く栽培できる品目」をテーマに、両品目合同の講習会を初めて開きました。
当日は、同部農業振興センターの伊藤哲也専任指導係がリンゴの栽培スケジュールを説明。フェザー苗は2023年4月上旬~中旬に定植し、適切に栽培・管理を行えば、3年目の2026年9月頃から収穫できるとしました。また、定植後は10~15年の長期間栽培となるため、土づくりが重要とし「施肥基準を参考に、定植前の11月下旬から3月上旬までに基肥・追肥が必要です」と呼びかけました。
諏訪市の男性(78)は3年前から家庭菜園用としてリンゴの苗木を定植。現在は7、8本を育てています。2023年度はJAから「シナノドルチェ」を購入し、栽培規模を拡大する予定。講習会後は「受粉のやり方など専門的な知識を教われて参考になった」と話しました。
またユーカリは、収穫期間が長く労力が集中しないため、どの世代でも取組みやすい品目として紹介。ブライダルのブーケやフラワーアレンジメントの添え物として人気があり、管内で収穫期となる11月中旬以降も安定した販売が見込まれることを伝えました。
リンゴの栽培方法を伝える職員(右)(長野県諏訪市で)
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