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諏訪湖で大きく育ってね/豊田小6年生が「ファーマーズ」とフナ放流作業
諏訪市豊田小学校6年生児童(2クラス計51人)は8月22日、諏訪湖に通じる同市の用水路にフナを放流しました。JA信州諏訪の地元組合員らでつくる地域住民組織「ファーマーズ」(代表藤森一彦さん)のメンバー3人が指導。諏訪湖まで無事にたどり着き、大きく成長することを期待しながら見送りました。
この取組みは、今年で12年目。諏訪湖の外来魚増加を受け、諏訪湖漁業協同組合が行うフナの増殖事業の一環です。
同団体メンバーは今年5月、休耕田の上面に網を張り、フナの親70匹を放して産卵を待ちました。稚魚は6月上旬から観察できるようになり、7月中旬には2~3センチに成長。8月中旬、2万匹を回収しました。
児童は、2人1組になって手持ちバケツに水を汲み、メンバーから稚魚を受け取りました。稚魚の大きさや動作などを観察した後、横一列に並び、教諭の掛け声とともに、バケツをゆっくりと傾けて放流しました。
2組の上島一起さん(11)は「4年生の時からフナを放流しているけど、今年は数が多くてうれしかった。諏訪湖で元気に泳いでほしい」と願っていました。
藤森さんは「田んぼでできる諏訪湖の魚増殖方法のひとつとして経験してもらい、水田と魚の生態系の関係を知ってほしい」と話しました。
写真=諏訪湖に通じる用水路にフナを放流する児童
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