お知らせ
岡谷市樋沢の河西農園(代表河西和彦さん)が栽培する、春咲きの花苗の生育が順調です。ハウス一面に、赤や白、黄色など色とりどりのパンジーやビオラ約5000株が咲きほこっています。10日・17日には、花苗掘り取り体験型イベント「すみれ祭り」を開き、常連客や地域住民、団体客に販売します。
同園は1994年、和彦さんと妻の由紀子さんが開業。主にカーネーションを栽培しており、6月~12月頃までJAに出荷しています。花苗は春先の収入源として始めたものです。昨年9~10月にトレイへ種をまき、同12月末にほ場に定植しました。今冬は寒さが厳しかったため、株は若干小ぶりだが花の色づきはよく、5月中旬頃まで楽しむことができるといいます。
「すみれ祭り」は1997年頃から、樋沢地区の地域おこしの一環として始めました。同地区は、市街地から車で15分ほど山道を登った先にある集落。由紀子さんは「多くの人に樋沢に来てもらい、この地域を知ってもらおうと、先輩農家とともに始めた。初めはチューリップの球根が主だったが、訪れた人から『花苗も欲しい』との要望があり、花苗も多く用意するようになった」と振り返ります。
来場者には、スコップを使って好みの花苗を掘り取ってもらうのが特徴。気軽に楽しく、土に触れる農作業体験ができると大変好評で、子どもからお年寄りまで多くの人が訪れるといいます。
由紀子さんは「常連の方が楽しみに待ってくれ、この時期になると連絡をくれるのが何よりの励み。今後も毎年続けるのが目標です」と話しています。
花苗は4月下旬まで、栽培管理・販売します。その後のハウスにはアスターやトルコギキョウを定植し、JA直売所などに出荷する予定です。
写真=「すみれ祭り」に向けて、花苗の生育を見守る河西由紀子さん
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