お知らせ
JA信州諏訪は12月13日、茅野市のJA玉川研修センターで管内主力品目の「アルストロメリア」「アネモネ」の取引会議を開きました。2021年度の生産と作柄状況を共有し、販売方針と販売計画を確認。目標達成に向け、意志を統一しました。
アルストロメリアの会議は、生産者・JA職員計21人が出席し、全農長野と各市場の担当者ら9人がリモートで参加しました。生産者は現在13人。夏場の高温による葉やけや花弁損傷、8月の大雨でハウスが浸水し株落ちの発生など、不安定な気候の影響を強く受けました。しかし10月以降は日照量が確保され、生育は順調に進んでいます。10月末現在の出荷実績は1万7,025ケース(前年対比117.2%)、販売金額は6千18万円(同129.8%)。
市場からは「信州諏訪の花を選んで、定期的に購入している消費者が増えている。今後は混合だけでなく、単色での荷造りも期待したい」との声があがりました。
芳沢和則アルストロメリア副部会長は「気候条件など厳しい環境下ではあるが、市場の意見を聴きながらしっかり生産していきたい」と話しました。
アネモネの会議は、生産者・JA職員計20人が出席し、全農長野、各市場の担当者5人がリモートで参加しました。生産者は現在10人。今年度は比較的生育に適した気候に恵まれ、昨年より5日早い、9月26日から出荷が始まりました。12月中旬現在の日量は30~40ケース。年明けからはさらに増加します。
現在、原油価格が高騰していることから、生産者は状況を見極めながらハウス内の温度管理を行っており、出荷は気温が高くなる春先まで続く見込みです。
市場との意見交換で、生産者は「アネモネはいつ頃まで需要が見込めるか」と質問。担当者は「3月は卒業式などのイベントがあり、需要が見込める。4月以降は前もって数量を伝えてもらえれば、対応できるようにしていきたい」と回答しました。
生産者の平出千里さんは「病害虫の発生や原油の高騰で、栽培のしづらさを感じているが、手に取っていただく方に喜んでもらえるよう、皆で頑張って生産に励みたい」と話しています。
リモートで全国の市場担当者と活発な意見交換を行ったアネモネ取引会議
新着情報
月別