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JA信州諏訪

お知らせ

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つきあかり現地指導会 令和4年度から作付け開始へ

 JA信州諏訪営農部は7月19・21日、令和4年度から本格導入を始める水稲品種「つきあかり」の現地指導会を開きました。同部職員が品種特性を説明し、栽培試験ほ場を見学。参加者は、現在の生育状況を確認し、同品種への理解を深めました。

 

 「つきあかり」は2016年、農研機構中央農業研究センターが、早生(成熟が早く早期に収穫できる)で良食味、多収が見込める新品種として開発しました。同部では2017年から、諏訪農業農村支援センター、JA全農長野らの協力を受けて栽培試験を行い、管内の標高800m以下地域では気象条件が適しており、従来品種の「ひとめぼれ」と比較して「いもち病」に耐性があることがわかりました。また、「ひとめぼれ」は2014年の米価下落時、非常に荷動きが悪く、厳しい販売となりました。「つきあかり」は「早生・良食味・多収」の特性を生かすことで販売価格も期待できることから、「ひとめぼれ」の代わりとなる品種として当該地域での栽培を提案。令和4年度作付け分から、水稲種子の予約注文を受け付けます。

 

 19日は、諏訪市のJAすわこ営農センターで行い、午前の部・午後の部合わせて約70人の生産者が集まりました。同部の佐藤勲知主任が、特性や食味、耐病性などについて説明。「つきあかり」に適した施肥量を再確認するため、今年度は同市と茅野市の2つのほ場で、窒素成分を多めに施肥(12㎏/10a)をして試験栽培を行っていることを報告しました。7月14日の調査では、2つのほ場ともに近隣の「ひとめぼれ」より草丈が長く、幼穂形成期も3~4日早いため、佐藤主任は「現時点での生育は順調。施肥内容含め今後皆さんが栽培する際の参考となるよう、ひとめぼれと比較しながら収穫まで調査を続けていく」と話しました。

 

 後半は、同市の栽培試験ほ場に移動し、生育状況を見学。草丈の伸長が早く、分けつ数も十分であり、倒伏性についても確認し、「稲が倒れにくい品種というのは、農家にとってはありがたいね」とうなずく参加者の姿がありました。

 

 参加した諏訪市の男性(61)は「『つきあかり』の栽培ほ場を見せてもらい、参考になった。JAや他の生産者と相談をしながら、ゆくゆくは栽培を検討していきたい」と話していました。

 

 同指導会は9月にも開催します。

 

つきあかり栽培講習会.JPG

 

栽培試験ほ場で生育状況を確認した「つきあかり現地指導会」

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