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「しっかりと土を押し固めるのがポイント」とアドバイスを受ける児童
茅野市金沢小学校3年生の児童20人は今年、2年目となる大輪菊づくり体験を行います。地元のJA信州諏訪は「なくてはならないJA」として、体験を通して児童たちにJAの存在価値をアピールしていきます。
児童たちは昨年、同校の校歌に「菊の香かおる駅路(うまやじ)に」という歌詞があることから、「実際の菊づくりを学びたい」と提案。地元理事を通じて依頼を受けたJAが、組合員の菊花愛好家でつくる「JA信州諏訪健香会」(けんこうかい)の会員に手配し、育て方を指導しました。
今年、最初の作業となる苗の植え付けを、7月17日に同校で実施。児童たちは、会員の奥山幸茂さん、百瀬達朗さんに教わりながら、赤や白、黄色の花をつける菊の苗を、鉢へ2本ずつ植え付けました。
担任の小林一博教諭によると、「今年は昨年の経験を活かし、講師に頼らずできるだけ自分たちの手だけで育てていく計画」。今後は中庭に設置した菊舎を使い、交代で水や肥料を与えて育てます。菊舎は本来展示に使うためのものだったため、ベニヤ板に覆われ育苗には向きませんでしたが、JAづくり推進室の職員が改良。開閉できるよしずなどを取り付けて、日当たりをよくしました。
菊は10月下旬に満開となる見込みで、昨年に続き、同会が諏訪大社上社で開いている奉献菊花展にも展示する予定です。
当日はJAがゴールドスポンサー契約を結ぶサッカー「松本山雅FC」のスタッフも作業に参加。「地域に笑顔を」などとメッセージを書いた札を鉢に挿し、児童に託しました。
赤と黄色の菊を育てる小池真央さん(8)は、「去年よりも大きい菊を咲かせたい」と笑顔で話していました。
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