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JA信州諏訪は、農家のさらなる生産コスト削減を図るため、農薬の大型規格での販売を強化する。従来販売していたサイズより、3~10倍の容量で販売することで、最大で約2割安く組合員へ提供する。
11月に組合員に配布した平成29年度用の資材予約注文書「わが家の資材申込書」に、水稲用の除草剤・苗箱(処理)剤、園芸用除草剤の11の大型規格商品を記載した。この大型規格は、JA全農が生産コストの削減に向けて普及を進めている「デカぞう君」マーク商品。注文書にも同マークを記載し、対象商品が一目でわかるようにした。
同JAは、農業所得増大に向けて28年度の注文書から取り扱いを開始。大型規格をPRするため、今年から県内JAに先がけてマークを記載した。昨年は7規格だったが、売れ行きが好調だったため、4規格を追加した。
中でもJAが推進しているのが、水稲用除草剤の「バッチリ粒剤」。従来のサイズは1つ1キロだったが、4キロと10キロの2規格を追加した。1キロを10個買うより、10キロを1つ買う方が、2割ほど安くなる。同剤は、近年問題となっている難防除雑草「オモダカ」や「ホタルイ」などに高い効果を発揮する。
「デカぞう君」は、大型動物ゾウをモチーフにしたロゴマーク。商品パッケージにも記載されており、大型規格であることがひと目でわかる。
デカぞう君マーク品は、予約注文書だけでなく、JAファームなどの資材店舗で、当用分を購入することもできる。
同JA生産資材課の清水浩明課長は、「今後もデカぞう君マーク品などの大型規格品の取り扱いを増やし、農業所得の増大に貢献していきたい」と意欲的だ。
大型規格の農薬に記載されている「デカぞう君」
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