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JA信州諏訪は3月、JA農機センターでレンタルできる農機に、オーガーとカットブレーカーを新たに追加しました。組合員から要望が多い、ほ場の排水機能の改善に向けて企画。オーガーは茅野市・原村・富士見町・湖南の各農機センターで1日2,000円、カットブレーカーは原村農機センターで1日5,000円(脱着料別途)、予約制で組合員に貸し出します。
JAの農機レンタルでは、トラクター、ミニ耕運機、管理機など7種類の農機を揃えており、今回さらに2機種を追加します。
管内では近年、夏場の異常気象による豪雨などの影響で、排水が滞るほ場が多発。病害虫の発生など、農作物の生育に大きな影響を与えています。このことから、ハウス内など狭い通路でも操作可能な中型クラスのオーガー、トラクターに取り付けて土を切断・持ち上げ・破砕・落下させるカットブレーカーのどちらかを使用することで、排水性の向上を図ります。
16日、長野県営農指導者会議花き専門部中信ブロック会議の「排水対策講習会」で、オーガーの実演を行いました。JA花き専門委員会アルストロメリア部会員、諏訪農業農村支援センター、JA全農長野の担当者、JA営農部の職員ら15人が参加し、初めて行ったものです。
茅野市の三浦雄一さん(42)家族がアルストロメリアを栽培するほ場では、三浦さんと参加者がオーガーを実際に操作。通路に1.5m間隔で深さ約50㎝の穴を開け、もみ殻を詰めました。今後は、必要に応じてもみ殻を追加し、効果の持続を狙います。
三浦さんによると、ほ場中心部の水はけが悪く、生育に遅れがでているといいます。「初めて操作したが、上手く穴を開けることができた」と手ごたえを掴みました。さらに「次は作付け前にレンタルして、排水改善に役立てていきたい」と話していました。
担当者に教わりながらオーガーを実演
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