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リンゴ・プルーン栽培講習会/将来見据えて新品目提案

 JA信州諏訪営農部は2月17日、原村のJA原村営農センター地域農業研修センターと諏訪市のJAすわこ営農センターで「果樹新規栽培者向け栽培講習会」を開きました。JA直売所専門委員会の会員を対象に初めて実施したもの。事前に申込をした計30人が参加し、県内生産量の多いリンゴとプルーンの栽培基礎を学び、今後の新規作付けを狙いました。

 

 同部は令和3年10月、次期3カ年計画(令和4~令和6年度)策定に向けた事前アンケートを実施。組合員から「新品目の提案」を要望する声が多くありました。また近年、温暖化傾向により栽培品目にも変化がみられてきています。このことから、さらなる農業所得増大に向け、将来を見据えた取組みの第1歩として計画しました。

 

 講師はJA全農長野生産振興部生産振興課の玉井浩技術審議役が務めました。果樹栽培の特徴として①販売単価が高いため、狭い面積でも比較的多くの収入が見込める②苗木を植えても結実するまでに時間を有する③人手による作業が多く、労力を要する――ことなどを説明しました。

 

 また、各品目の特徴や栽培時の注意事項、年間スケジュールなどを紹介。リンゴは、比較的雨が多い諏訪地域では、水はけのよい土地を選ぶこと、プルーンは収穫期、果実着色が先行するので、自分で味を確かめて早採りをしないよう注意することなどをアドバイスしました。

  

 玉井さんは「果樹栽培が野菜・花きと大きく異なるのは、苗木を植えて生産が上がるまで時間がかかるということ。10~15年先を見据えて、品目や品種を検討してほしい」と呼びかけました。

 

 原村の藤原友輔さん(67)は「プルーンを育てているが、霜被害に合ってしまった。講習を聴いて、収穫期が早い品種だったとわかった。次はJA推奨品種を検討してみたい」と手ごたえを感じていました。

 

 講習後、リンゴとプルーンの果樹苗の注文取りまとめを行いました。注文者には、4月上旬に配布する予定です。

 

リンゴとプルーン栽培講習会.JPG 

写真=直売所専門委員会の会員を対象に初めて行った栽培講習会

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