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諏訪湖の環境改善に率先して地域貢献 ヒシ除去作業
JA信州諏訪は7月の3日間、行政や地元企業、団体などで連携して取り組む諏訪湖の水生植物ヒシの除去活動に参加しました。JAの役職員6人が県や諏訪湖漁協組合などの団体と共に湖面に大量繁茂して生態への影響が懸念されるヒシを船上から手作業で取り除きました。
水鳥の餌場や水生生物の産卵場所の役割を果たすヒシだが、景観の悪化や枯れて沈むと水質悪化につながります。また船の運航障害にもなるため解消を目的に、JAも地域貢献活動の一環で参加しました。
この活動は諏訪地域振興局「諏訪湖創生ビジョン推進会議」が主体で行い、今年で4年目の取り組み。諏訪湖創生ビジョンは、20年後の諏訪湖の将来像を定め、それを実現するための道筋を示したもので、2018年3月に策定され5年ごとに施策を見直す。県、市町村、地域住民、企業など官民が協働し、地域一体となって諏訪湖の環境改善に取り組んでいます。同JAも国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)諏訪湖を中心とした「水環境保全」などの複数の活動につながるとして地域一体の推進事業に積極的に参加しています。
2日目の作業は雨の中行われたが、諏訪湖漁業協同組合とNPO法人諏訪市セーリング協会が協力し、7隻の舟を出しました。新型コロナウイルス感染防止のため、人数制限をして船頭と合わせて3人ずつ乗船。諏訪湖ヨットハーバーから出航し、初島周辺の刈取り船が入れない浅瀬で懸命に除去作業を行いました。
参加者した職員は「水を含んだヒシは重く、取り除くのに苦労した。きれいな諏訪湖になることを願い、今後も参加したい」と話しました。
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