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JA営農部は6月24日、富士見町のほ場で「カーネーションほ場見学会」を開きました。新規に栽培を希望・検討する組合員らが集まり、同町境の専業農家西村竜比古さん(41)のハウス(計22アール)を見学。主な作型や作業内容、栽培のポイントを学びました。
同講習会は、JAで初めての取組み。西村さん協力のもと、5月~9月の5カ月間、月1回開いています。同じほ場を継続して見学することで、1カ月間でカーネーションがどのように生長していくかや、時期ごとに必要となる作業を学び、参加者自身で栽培を始めるための第1歩にしてもらうのが狙いです。
管内は、県内一のカーネーション産地。年間約10万ケース(1ケース100本)の出荷量を誇っています。ピンクや白、緑など、色とりどりの品種が100種類以上作付けされており、7月上旬から8月にかけて、最盛期を迎えます。
この日は、同部農業振興センターでカーネーションの営農指導を行う矢沢光洋担当が、主な作型として「2回切り作型」と「1回切り作型」があることを説明。「2回切り作型」は、1番花と2番花を収穫するため、株あたりの収穫本数が多く、「1回切り作型」は、お盆や彼岸などの特需期を狙った出荷ができます。西村さんはハウス2棟で2回切り作型、ハウス4棟で1回切り作型を栽培しており、矢沢担当は「定期的な出荷と、特需期の出荷、どちらにも対応できる理想的な栽培方法。作型を決める時の参考にしてほしい」と呼びかけました。参加者はそれぞれのハウスを見て回って生長のようすを観察。摘芯や芽整理、摘蕾などの日々の作業方法なども教わりました。
下諏訪町の小口照文さん(73)は「いろんな農作物のつくりかたを学びたいと思い参加した。実際にほ場を見せてもらうのが一番の勉強になるので、とてもありがたかった」と話していました。
次回は7月29日午後2時から、富士見町営農センターに集合後、ほ場に移動して行います。
カーネーションの栽培方法について説明する矢沢担当(左)
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