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豊田支所と地元の農業・漁協関係者らでつくる「ファーマーズ」が稲作を支援している諏訪市豊田小学校5年生児童は12月16日、同校で収穫祭を開催。収穫した米を使って、きなこや砂糖醤油で味付けした餅と五平餅をつくり、保護者やファーマーズのメンバー、JA職員など約170人で味わいました。
会場には同メンバー指導のもと、児童がワラでつくった「注連飾り」も展示、稲作の1年を締めくくって、来る年の幸福を願いました。
試食後は、班ごとに代かきや田植え、稲刈り、精米などのテーマを設け、作業の仕方や教わったことを模造紙にまとめて発表。クイズ形式で1年間の取組みを振り返る場面もありました。
実行委員の木村紺子さん(11)は「3週間くらい前から準備してきて、今日は楽しくできてよかった。がんばったかいがあった」と笑顔を見せました。
1組の鈴木清教諭は「皆の力で育てたものを、皆で食べることはとてもいい勉強。今後に生かしてほしい」と話しました。
同校の稲作体験は10年以上にわたり、ファーマーズが栽培指導や日々の管理などを支援してきました。今年度は同団体の代表を務めるJA理事の藤森一彦さんの働きかけにより、豊田支所の地域貢献活動と連携し、学童への食農教育として職員が作業に協力しました。
同校近くの水田(約3アール)でコシヒカリ、ヒメノモチ、みやこがねもちを栽培し、3品種合わせて247.5kgを収穫。藤森さんは「コシヒカリの食味値は地域平均74.5のところ、78の数値。おいしい米をつくりたいと思っていたので、よい結果が出てよかった」と話し、子どもたちに1年の感謝の言葉を述べていました。また、児童全員にJA信州諏訪のキャラクター「じゃすまる」のぬいぐるみをプレゼントしました。
つきたての餅を全員で味わった収穫祭
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