イベント
岡谷市樋沢の五味利男さんが家族で経営する五味農園は8月5日、初のトウモロコシもぎ取りイベントを開きました。この日は神奈川県川崎市の親子が、岡谷市に住む祖母に連れられて参加。約70アールのトウモロコシ畑で収穫体験を行い、果実のように甘く、生で食べられるフルーツコーンの「サニーショコラ」など、とれたてを味わいました。
樋沢は標高1,000mに位置し、10~12℃上下する昼夜の寒暖差が生み出す高糖度のトウモロコシの産地として知られています。今回のイベントはSNSなどを有効活用した県内外での売り出しや、市内の保育園児の収穫体験などで知名度を高めてきた同農園が、消費者からたびたび寄せられていた「収獲体験がしたい」という声に応え、今年はじめて実施したものです。
体験した神奈川県川崎市の大平琴瑚さん(9歳)、一瑳くん(7歳)は「トウモロコシを収獲するのは初めて。皮を剥いたら真珠みたいにきれいだった。生でも焼いてもおいしかった」と笑顔をみせました。
祖母の大平定子さんは「昨年、孫に樋沢のトウモロコシを食べさせたらおいしいと言ってくれた。新聞でイベントを知り、すぐに申し込んだが、夏休みのよい思い出になった」と感想を述べました。
同農園の五味航さん(37歳)は「収獲体験を通して、トウモロコシがどのように育っているのか知り、お店に並んでいるものと自分で収穫したものの味の違いを感じてもらえればうれしい」と話しています。
同イベントの開催日は14日、15日、16日、19日、26日の5日間で、参加料は千円。園内で育てる「サニーショコラ」「ゴールドラッシュ」「ハーモニー」「おおもの」の4品種から、各開催日で収穫時期を迎えた品種を3本もぎ取ってもらいます。
五味農園は8月11日、25日に都内の青山・国際連合大学前広場で行われるファーマーズマーケットでとれたてのトウモロコシを出品する予定です。
五味さんのアドバイスをもとに、「ヒゲ」が黒くなり、大きくて立派なトウモロコシを見つけてもぎ取りました
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