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JA信州諏訪女性大学院は6月14日、茅野市の同JA食品加工課視察研修会を開きました。
同課は日本農林規格認定工場に指定されている長野県唯一の醤油加工施設。
この日は女性大学1期・2期の卒業生で「より自主的な学習」を目的に集った
〝大学院生〟の食農グループ12人が受講しました。
大学院生は大豆・小麦の仕込みから出荷まで大別して全8工程を学び、
工場内ではいっぱいに充満する醤油の香りに「いいにおいだね」と院生同士で会話する姿もありました。
案内役の同課藤原竹男検査係長が「JAの醤油はこうじと食塩水でつくるもろみを、
8カ月から1年以上の時間をかけてゆっくりと熟成させているので味に深みが出る。
煮物などに使用すると違いがわかりやすく、おすすめ」と説明。
さらに「当施設は『命にやさしい食品づくり』をスローガンに掲げている。
県内産原料にこだわり、遺伝子組み換えをせず、天然色素などの"自然のもの"でつくった商品を販売しているので、
安心して家庭の料理に使用してほしい」と呼びかけました。
諏訪市の沢田美代子さん(75)は「醤油のこいくちとうすくちは今まで塩分量の違いだと思っていたが、
熟成させる時間が違うとはじめて知った。いつも口にしている醤油ができるまでを見学でき、
とても勉強になった」とこの場で得た知識を交え感想を語っていました。
その後「丸大豆しょうゆ」「元祖早漬一番味<浅漬けの素>」などの同課商品を販売、列をなす大盛況ぶり。
大学院生のひとりは「野沢菜甘酢を購入した。早速酢の物をつくってみたい」と話し、笑顔で商品を持ち帰りました。
「醤油のこうじは『麹』、味噌のこうじは『糀』と書く」などと説明を受け、すかさずメモを取る大学院生。
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