今年初めての新規就農セミナー カーネーション、スターチス、ユーカリを紹介
JA営農部は3月中旬、今年度初めての新規就農セミナーを開きました。新規作付けを検討する地域住民とJA職員合わせて7人が参加。同部農業振興センターの職員が、カーネーション、スターチス、ユーカリの栽培を提案しました。
この日は、各品目の栽培方法や栽培歴、主な病害虫とその防除、経済性について紹介。
カーネーションは、毎年苗を購入する必要があることを説明。1株あたりの目標収穫本数を決め、達成できるよう栽培管理を行うことが農業所得増大につながるとしました。
スターチスは、3月下旬~4月上旬に定植することで、長期間(6月中旬~10月中旬)の収穫が可能。梅雨時期に灰色カビ病が発生しないよう、1番花をある程度採花し風通しのよいほ場づくりを行うようアドバイスしました。
ユーカリは、比較的病害虫に強く、獣による被害が少ない品目として紹介。収穫は11月頃からになるため、夏場に他品目を栽培する生産者でも時期をずらして取組みやすいとしました。
参加した茅野市の男性(61)は「昨年から専業農家になり、新しい品目の作付けを考えている。各品目の1アールあたりの収益等、参考になったので、周囲と相談しながら今後について決めたい」と話していました。
同部営農企画課の佐藤勲知主任は「4月以降、3品目とも栽培現場を視察できる機会を設けている。ぜひ参加して、就農のイメージをより強く掴んでほしい」と呼びかけていました。
参加者とコミュニケーションをとりながらセミナーをすすめる職員
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