茅野市のJA信州諏訪茅野中央支所は今年度、初めて同市の金沢小学校5年生(1クラス19人)の稲作体験を支援します。5月25日、組合員から借り受けた学校近くの水田(約10㌃)で、児童が田植えを行いました。地元住民や保護者、JAがゴールドスポンサー契約を結んでいるサッカーJ2「松本山雅FC」のメンバー、JA役職員ら15人が参加し、作業をサポートしました。
同校の稲作体験に関わっている地元の矢島知子理事と喜久雄さん夫妻から協力の声掛けを受け、実現。白鳥誠同支所地区統括所長ほか同支所職員、管理部協同活動推進課の職員らが、田植え、稲刈り、脱穀などの一連の作業を支援します。
「松本山雅FC」営業部の小澤修一チーフは「子どもからお年寄りまで、幅広い方から愛されるクラブとなるため、地域のイベントへ積極的に出向いて多くの人と交流したい」と、ほかクラブ関係者2人とともに応援に駆け付けました。児童が作業しやすいよう、わらひもを使って苗を小分けにする事前準備から参加しました。
児童は、矢島喜久雄さんから「親指と人差し指、中指を使って苗をつまんで、まっすぐ植えてください」と、植え方の指導を受け、一列に並んで水田へ。植え付けひもに沿って1本ずつ均等に定植し、1時間半で、約3200本の苗を植えました。
吉澤岳さん(10)は「田んぼのなかがぐちゃぐちゃで、植えた苗を踏まないようにするのが大変だったけど、楽しかった。皆で米をつくれるのはこの1年だけなので、たくさん収穫できるよう頑張りたい」と笑顔をみせました。
矢島理事は「地域の人と関わりながら米づくりを体験し、収穫の喜びを味わってほしい。この1年間が、子どもたちの宝になることを願っている」と話しています。
今後は、児童ら皆で定期的に水田を見守っていきます。稲刈りは9月中旬から下旬を予定しています。
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