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小玉スイカ栽培講習会/初出荷に向けて作業確認

 JA信州諏訪営農部は8月2日、原村の試験ほ場で小玉スイカ栽培現地指導会を開きました。生産者、諏訪農業農村支援センター、JA全農長野の職員ら11人が参加。収穫した小玉スイカの重量・糖度測定や試食、出荷までの作業を確認しました。

 

 同部は今年度、高温下でも栽培できる新品目として、小玉スイカを組合員に紹介。苗を販売し、定期的に栽培現地指導会を行ってきました。

 

 この日は指導会最終日。同部農業振興センターの柳澤輝佳課長代理が、収穫前後の準備や出荷規格、箱詰め方法を説明しました。

 

 また前日に収穫した3玉を試し切りし、重さと中心部・種周りの糖度を測定。平均は重量2.9㎏、中心部糖度12.6%、種周り糖度が12.1%でした。営農部によると「市場では糖度が12%を超えた小玉スイカが流通している」とのこと。試験結果をもとに糖度確保のため、交配から30日を経過した果実を収穫するよう呼びかけました。

 

 管内産は、8月15日頃まで市場に出荷され、その後はJA直売所出荷分が地元住民に届けられます。

 

 茅野市の寺門君代さん(65)は「初めての栽培だったので難しいところもあったが、指導会で得た知識が役立った。もうすぐ収穫し、直売所に出品する予定。来年は定植直後の管理を徹底してさらに高品質な小玉スイカを栽培したい」と話しました。

 

 柳澤代理は「暑さの中でも栽培できる小玉スイカを楽しく収穫していただきたい。来年度はさらに作付けが普及できるよう、各生産部会員への呼びかけも検討したい」と話しました。

 

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写真=収穫した小玉スイカを切り分け、糖度測定や試食を行った小玉スイカ栽培講習会