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JA信州諏訪

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野菜ブログ

露地作型のセルリー出荷最盛期/原村の篠原佐斗次さんほ場

 JA信州諏訪管内で、露地作型のセルリーの出荷が最盛期を迎えています。生産者は早朝から作業を行い、採れたてのセルリーを集荷所に運びこんでいます。

 

 7月6日、JA信州諏訪野菜専門委員会委員長・同委員会セルリー専門部会長の篠原佐斗次さん(原村=57)は、家族・アルバイト従業員・技能実習生計15人で、深夜1時半ごろから収穫作業を開始。投光器やヘッドライトでほ場を照らしながら、1株ずつ収穫包丁などを使って切り、外葉などを取り除き整えてから株元の土を洗い落とし、袋に入れた後、重さを量って箱詰めしました。この日は、JA原村営農センターに380ケース(1ケース10キロ換算)を出荷しました。

 

 篠原さんは、父親からセルリー栽培を受け継ぎ、今年で就農36年目。露地作型の作付面積は計4.8ヘクタール。初出荷は6月24日で、JA出荷最終日の10月15日まで、市場が休みとなる火・土曜日以外は、出荷を行う予定です。

 

 篠原さんは「昨年は4月の凍霜害を受け、収穫時株にばらつきが出てしまったが、今年は今のところロスなく、順調に出荷できている。夏の猛暑や豪雨に見舞われ、作物に影響がでないことを祈るばかりだ」と話します。「信州諏訪のセルリーは、朝どり朝出荷でとても新鮮。ぜひ多くの人に味わってほしい」と呼びかけています。

 

 管内は夏場、全国に出回るセルリーの日本一の産地。今年度の年間目標は18億3,820万円、出荷は70万7,000ケース(1ケース10キロ箱)を計画しています。

 

露地セルリー出荷最盛期.jpg

ほ場を投光器などで照らしながらセルリーを収穫する篠原さん(右)ら(深夜3時半ごろの様子)