私たちは、食と農を守り 組合員と地域に愛されるJAをめざします

JA信州諏訪

JA信州諏訪の「農作物」

野菜ブログ

JA信州諏訪管内でパセリ農家2件が誕生 中村さん夫妻・古川さん

 今年度、JA信州諏訪の主力品目「パセリ」の栽培に取組む2組が、茅野市で新規就農の夢を叶えました。1組目は、中村武志さん(44)・愛香さん(31)夫妻、2組目は古川竜生さん(26)です。7月6日、小松八郎組合長、小林昇経済事業本部常務理事が両生産者のほ場を訪れ、栽培環境、現在の作付状況を視察。就農までの苦労を労い、農業振興の担い手としての今後の更なる活躍に向けて激励しました。

 

 中村武志さんは同市出身、愛香さんは東京都出身。都内の勤め先で知り合い、2015年に結婚。武志さんの母親を介護するため、同年に同市へ移住しました。勤めていた会社の都合から、将来を2人で話し合った際、「自営業である農家として独立できれば、母親の介護や育児との両立もしやすい」と考え、農家になる道を選択。JAや同市農林課と相談し、2020年、武志さんが同市の先輩パセリ農家のもとに新規就農里親研修を活用した研修に入り栽培技術、出荷調整方法、農業経営などを学び、2022年、2人で独立就農しました。

 

 6日現在、日量平均3ケース(1ケース5キロ)をJA茅野市北部集荷所に出荷しています。早朝からの収穫は武志さんが担当。愛香さんは、長女(1)を保育園に送り出した後、選別や箱詰め作業を行います。2人で主な役割を分担することで、効率的に作業を進めています。

 

 愛香さんは「先輩農家、地域の皆さんの支えのおかげで、今農業をすることができている」と感謝。武志さんは「農家で生計を立て、先輩農家のように次世代に農業を伝え、地域に貢献できる存在になれるよう頑張りたい」と語ります。

 

 古川さんは、同市出身。地元の高校を卒業後、母親の趣味が家庭菜園で、自身も農業を身近に感じており、興味もあったことから東京農業大学に進学。三重県や神奈川県の農家での実習や、フィリピンやマレーシアでの海外農業研修、大学卒業後はアメリカカルフォルニアの有機日本野菜を栽培する農園での研修を経験しました。その後、地元での独立就農を考え、JAや同市農林課と相談。栽培を施設化するメリットが高く、且つ、単収が比較的高い軽量品目としてパセリの栽培を勧められ、2020年より、原村のパセリを主品目とする野菜専業農家に勤務し現地にあった栽培方法を習得。2022年、独立就農しました。

 

 今年は6月下旬に初出荷。11月上旬までに、1日平均3ケース、最盛期は4~6ケースの出荷を目標に掲げます。

 

 「現在は、病害虫の発生はなく、順調に出荷できている。将来は、従業員を雇って作付面積を増やし、安定収入を得られるように努力を続けていきたい」と意気込んでいます。

 

 当日、小松組合長と小林常務は、ほ場を視察後、雑草の防除方法や排水対策をアドバイス。小松組合長は「皆さんはJA・地域農業にとって明るい希望を持たせてくれる存在。1人前になれるよう寄り添い、支えていく。周囲の声を聞く耳と『まずはやってみる』という行動力を大切に、頑張ってください」と激励の言葉を贈りました。

 パセリ新規就農.jpg

パセリの生育を確認する中村さん夫婦(長野県茅野市で)

  

パセリ新規就農2.jpg

古川さん(中)からパセリの生育状況を聞き取る小松組合長(右)と小林常務(長野県茅野市で)