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セルリー定植始まる 苗の生育上々、安定販売へ期待込める

 JA信州諏訪管内の茅野市で3月4日から、加温ハウス栽培作型のセルリーの定植作業が始まりました。生産者は定植適期に育った苗を1株ずつていねいにほ場に植え付けています。5月中旬頃に初出荷を迎える見込みです。

 

 同市のセルリー生産者で、南部野菜部会長の両角典明さん(59)家族は、8日から作業を開始しました。8・9日の2日間で、ハウス2棟(約5アール)に、1900本の苗を定植しました。

 

 苗は1月上旬に、1箱で約1200本育つ育苗箱の状態で引き取った後、個人の育苗ハウスで数回の植え替えを行い、茎の長さが25㎝ほどになるまで育てたものです。

 

 セルリーの品質を保つため、燃料の高騰が続く中、この時期のハウス内では暖房を使用。さらに畝全体を被覆資材で覆い、苗を保温しています。

 

 両角さんは「今年は雪が多かったが、日照時間も長かったため、苗の生育は例年と比べ上々」と振り返ります。さらに「丹精込めて栽培するので、天候と作柄に恵まれ、安定した価格で販売できることを願っている」と期待を込めました。

 

 同JA管内の八ヶ岳西麓地域では、セルリー栽培が盛ん。夏秋期の出荷量は日本一を誇ります。令和3年度は約73万6,405ケース(1ケース10キロ換算)が出荷されました。

 

セルリー定植.jpg

 

ポットから1株ずつセルリーの苗を取り出し、穴あきマルチを敷いた畝に植える両角さん